大切な人を亡くした悲嘆を乗り越えようと、死別に伴う苦痛や環境変化などを受け入れようとすることをグリーフワークと言います。グリーフとは「悲嘆」を意味し、その援助をグリーフケアと言います。日本でもグリーフケアがだんだんと知られるようになってきました。死別の悲しみを乗り越えるのは、とても大変なこと。フラワーエッセンスをグリーフワークに活用していきましょう。
まずは、愛する人との死別の悲しみ、ペットロスの悲しみを癒すことがコンセプトとなっているフラワーエッセンスをご紹介します。愛に関する悲しみ、絶望感を癒しますので飲むだけでなく、手の平に垂らしたり、第４チャクラ（ハートチャクラ）の部分である心臓や胸の中心につけるといった使い方もおすすめします。
フォーゲットミーノットは、「私を忘れないで」という意味を持つ花のエッセンスです。ブリーディングハート（ハートを開き、祝福と共に新しい意識の誕生を迎える）は、小さなハート形の花びらがぶら下がり、先端から涙のしずくを落としているように見える花のエッセンスです。ヒール・ザ・ハートブレンド（ハートの問題を優しく癒す）は、愛に関するすべてのことを優しく癒してくれます。
さて、死別の悲しみを乗り越えていくグリーフワークの感情をひも解いていきましょう。
死別の悲しみは、何段階もの心の動きがあり、とても複雑です。また、亡くなった経緯や家族構成、年齢によって感情はさまざまです。一日の中でも様々な感情に変わりますし、週や月、年単位でも変化していきます。お盆や命日などが近づくことにより心が沈むこともあります。レスキューレメディは、死別を経験して間もない方や、お盆や命日、供養の行事など心が落ち着かない際に活用しましょう。エマージェンシーも心を落ち着かせてくれます。眠れなくなってしまった時には、レスキューナイトもおすすめです。
実は、死別による悲しみのプロセスは、主に4段階あると言われています。「ショック期」「喪失期」「閉じこもり期」「癒し・再生期」が時には重複しながら、時には後退しながら、心が変化していきます。そのような死別による悲しみの段階に合わせてフラワーエッセンスを選ぶことも出来ます。
「ショック期」には、スターオブベツレヘム（癒し）が、傷を癒しそのショックから立ち直るためのサポートとなります。「喪失期」には、チャロアイト（内なる平和を見つける）が、孤独感を癒します。「閉じこもり期」は、うつ的な状態になりますのでアルバータ ワイルドローズで、絶望のどん底から這い上がるエネルギーをもらいましょう。テイクオフのアロマオイルは、過去の傷を癒し、前へ進む勇気を与えてくれます。「癒し・再生期」には、リバースコンビネーションエリクシール（再生）で悲しみを乗り越え再起できるよう手助けしてくれます。
また死別の感情を言葉に表すと、「ショック、麻痺、否認、緊張、恐れ、不安 、寂しさ、不公平感、妬み、罪悪感、怒り、フラッシュバック、抑うつ、無気力、疲労感、孤独感、疎外感」など、たくさんの感情があります。そしてそれは、人それぞれであり、時期よっても変わっていくものです。不公平感、妬みがなかなか消えない際には、ウィロー（ポジティブ）、罪悪感に悩んでいる方には、ワイルドアザレア(セルフラブ) がおすすめです。フラッシュバックやトラウマには、スノードロップ（自分を明らかにする） が、心の闇を少しずつ未来への希望に変えていくサポートをしてくれます。
最後に長い間、死別の悲嘆から立ち直れずにいる方のためのフラワーエッセンスをご案内します。悲しみは弱さの表れではなく、乗り越えようとする勇気の現れです。しかし、死別の悲しみを乗り越えるのは、容易ではありません。長い期間、死別の悲しみを抱いている方には、ホワイトクロッカスやフクシア（過去の辛い記憶に心を開き、癒しの光を与える）、ブルークォーツが、長い時間をかけてつくられた心の奥の闇である深い悲しみや、喪失感へアプローチします。
死別の悲しみは、グリーフケアとともにその経過に合ったフラワーエッセンスを選択し、ゆっくりと時間をかけて癒していきましょう。また死別の悲しみを分かち合う場は、なかなかないのが現状です。誰にも話せず、ひとりで死別の悲しみを抱えている方が多いかと思います。心理カウンセリングやフラワーエッセンス療法といったセラピー・個人セッションのカウンセリングで話すことも癒しに繋がります。フラワーエッセンス選びとともにご活用下さい。
